〜〜〜〜存在論的魂の医療進化論へ
・・・・・稲田陽子
第1章 私の「ミレニアムの奇跡」物語
〜潜在性膵臓ガン宣告?とホメオパシー
その十二
私がその「医師」の治療を受けたミレミアムの年から、ちょうど3年後の1月、全国の主要新聞にこの「医師」とサポートした霊能者の逮捕のニュースが伝えられた。
その「医師」は、霊能者の方によると、何らかの理由で医師免許を剥奪されたということだったが、記事の内容は、ホメオパシーや虹彩診断学など何も知らないマスメディアの無知を曝しているようなものになっている。
私は、この霊能者の信徒ではないので、この記事の見出しに書かれた「信者」には該当はしない。だまされたとも思っていないのだから、記事には相当に温度差を感じるわけである。
第一、マスメディアは、代替医療にもホリスティック医療にも何の関心もなく、その発展に寄与しようともしていないことが良く読み取れる。「また胡散臭い偽薬を嘘の診断で善良な人々が売りつけられ、高額なお金をだまし取られた」といった認知度で記事を作成している。しかも、どの新聞を見ても、不思議なことに内容は似たり寄ったりで、いったいこの記者たちは、何を取材したのかと、問いたくなるのだ。
おそらく警察発表のリークをそのまま記事にしたのだろう。しかし、少しでも自分で考え調べれば、ホメオパシーが英国ではチャールズ皇太子が推奨していることくらいは情報として入ってくるのではないだろうか。これなどは、マスメディアの怠慢の良い事例である。ましてや、権威をかざす第四の権力とも言われる大新聞に出たものは、なにも知らない一般の人々には、そのまま鵜呑みにされてしまうことの方が多い。
ジャーナリズムは、日々刻々とした変化の中にあるものだから、間違った報道はそのつど訂正されていくのが、筋と思われるが、そんな公正なマスメディアはいまのところ見当たらない。日本社会は「間違った報道も、みんなで書けば怖くない」「間違った報道も、みんなで信じれば、怖くない」という独特の因習に従っていれば、すべてが「安全」そうに進んで行く特殊な構造になっているようだ。
もちろん、「医師免許を剥奪された医師」が不適切に高額な「治療費」を取ることに賛同しているわけではない。医師でない者が、あえて医師と名乗って、治療を行うことは、明らかに不正である。しかも、その費用も、ホメオパシーの原価を知れば、高額過ぎるものだ。ここには、その「医師」の長年の人格や生き方が反映されており、これが疑問視されても不思議ではない。
しかし、ここで問題なのは、記事を書いた記者の意識の方である。どの新聞を見ても、その視点は、現代医療的正義一点張りで、「善良な人々が詐欺にあった」という論点だけなのが問題なのである。確かに講演会で多くの人々に語られた「虹彩診断学」や「ホメオパシー」のことは何も取材していない。そこで、不正確な事実を堂々と大新聞が報道してしまうことになる。
以下は朝日新聞からの引用抜粋であるが、まさに、それらしく、信憑性のありそうな印象を与えるのだから、権力あるペンの力は怖い。
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信者から薬代5百万円詐欺容疑 札幌の神社経営者ら逮捕(朝日新聞)
「信者らに医師免許なしで医療行為をしたうえ、薬代約500万円をだまし取ったとして、札幌中央署は9日、東京都渋谷区の職業不詳M(53)、札幌市中央区、(略)経営T(50)の両容疑者を、詐欺と医師法違反の疑いで逮捕した。
調べでは、2人は共謀して00年1月、札幌市内のホテルで、医師免許のない宮下容疑者が医師名をかたり、診察を希望する(略)信者ら15人に、目を撮影するスリットランプという医療機器で医療行為をした疑い。さらに信者に「ガン」「脳梗塞(こうそく)」「心臓が弱っている」などと虚偽の病名を告げ、外国製の自然食品を薬として渡し、6人から薬代として現金計約500万円をだまし取った疑い。(略)
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さらに、興味深いのが、両被告に対する判決文の抜粋である。
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医師資格のない被告人が,宗教団体代表の女性と共謀して,同団体の信者らに対し,眼球虹彩診断(虹彩の紋様等を見て内臓疾患の有無などを診断できるというもの)を行って病名等を告知した上,同診断に基づいてホメオパシー薬(ある成分を何万倍にも希釈したもの)を投与し,その際,眼球虹彩診断によって被診断者の病状等を的確に診断でき,ホメオパシー薬を服用すれば病気の予防・治療に効果があるように装って信者らを欺罔し,投薬代金として730万円余りを詐取した(略)
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これを読むと、「眼球虹彩診断によって被診断者の病状等を的確に診断でき,ホメオパシー薬を服用すれば病気の予防・治療に効果があるように装って信者らを欺罔し」という文面に明らかなように、完全に「虹彩診断学」と「ホメオパシー」を偽物と断じていることが分かる。「虹彩診断学」が予防医学であるすらも理解されていない。これは、裁判官が、何も分かっていないことを意味している証拠であり、だから興味深いのである。日本の司法や裁判官とは、この程度なのかと、落胆するのは、私だけなのだろうか。
つまり、判決文を見る限り、マスメディアの報道と連動しており、その二つの権力は、まるで相補う双子のように働き合っている。これでは、「冤罪」が多いと言われる日本の司法の姿そのままのパターンを応酬していると言われても仕方がない。
実は、「エコろじー」で取材した重症の化学物質過敏症の方も、この日本の司法に少なからず泣かされた「裁判の被害者」だった。隣家のクロルピリホスの不適切な工事で自宅の建物を濃厚に汚染されたにも関わらず、さまざまな企業利害がからみ、民事裁判で退けられたという。しかも、この汚染は、時間が経てば経つほど、被害者側に不利になってしまうだけでなく、汚染当時は、米国で禁止されていたクロルピリホスが日本では「有害性なし」というプロパガンダがまかり通っていた。
そのせいなのか、業者の取り扱いに大きな問題があっても、裁判では重要視されていないようだった。夫は、その被爆者のご自宅のガラス戸付き本棚に保存してあった本数冊を読みふけり、有機リンガスの中毒に陥ったのは忘れられない。
こうした事例でも分かるように、日本のマスコミと裁判は、どこかおかしいと思わざるを得ないが、その「医師」が行った「虹彩診断」と「ホメオパシー」治療のお陰で、私が治癒の方向に導かれたのは疑う余地はない。まずホメオパシー(米国製の製品)を摂取した瞬間から、それがどんなにが体に良いものかという直感が湧き上がったのを記憶している。こうして、私は、「詐欺事件」の「被害者」になるどころか、慢性病の長いトンネルを抜け、素晴らしいギフトを与えられたのである。
私自身が体験したように、潜在性のガンの発見をした「虹彩診断学」と副作用のまったくない「ホメオパシー療法」の組み合わせは、まさに絶妙と言っても過言ではない。
あのままずっと現代医療を続けていたら、私の病気は、さらにこじれ、正真正銘の「ガン患者」になっていた可能性は否定できない。代替療法にも、さまざまなものがあり、日本では、東洋医学以外はまだ本物は何か認知されるまで進化しているとはいいがたい。そんななか、当時、人が詐欺だと騒ぎ立てた療法で私は、素敵な恩恵に出くわした。まさに、予期せぬ「ミレニアムの奇跡」である。
(第一章完)
つづく
ガン!その愛の進化とスピリット〜連載その十二
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