こちらのhpにはpcの不都合で書き込みができませんでした。
お久しぶりです、じあいネットの稲田陽子です。
遅くなりましたが、もう一つのhp[Creative Space]にupした
湿原の画家・佐々木榮松さんについての記事を
こちらにも載せたいと思います。どうぞ読んでみてくださいね。
。。。。。。。。。。その1
「湿原の画家」佐々木栄松さん96歳の個展
2009-09-01
〜釧路JRステーション画廊閉館記念、9月1日〜30日
http://www.jrkushiro.jp/stationga/stationg.html
・・・・・稲田陽子
国民の一票の重みで、ようやく政権交代が実現しましたが、不安呪縛のストレス社会は、それほど簡単には解消されるものでもありません。
こういうストレスが生まれやすい社会には、ホメオパシーの治療家なら、さしずめ「抑圧されたイカリ」を想定して、スタフィーサグリアあたりを処方するのでしょうか。もちろん、複雑になったストレスは、怒りだけでなく、さまざまな情念なども含まれますから、治療はもっと長期に渡り、使うレメディーも何種類かに渡るに違いありません。果たして、民主党は、人間をお金の奴隷からどこまで解放し、社会を調和に至らしめることができるでしょうか。
そんな社会に生きる私たちには、おそらく「湿原の画家」「原野の画家」佐々木栄松さんの絵画こそ、自然界から大きな癒しをもたらしてくれる恩恵と言えるかもしれません。いわば、「観るホメオパシー」です。
その後半期の画風は、色彩に大きな特徴を持ち、大気に溶け込む色彩とともにカタチを失いそうな「霊的存在」たちが私たちを魅了します。鮮やかな色彩のなかにも、複雑な混沌とした色彩が隠されながら、ついには、自然界と人間界の区別を失い、調和された一つの心象世界が出現します。
佐々木栄松さんは、釧路湿原をはじめ道東の原野などを題材に、幻想的な心象風景を描くことで知られ、その作品群が、失われゆく自然への憧憬に満ちているのも、画伯が何よりも、生まれ育った湿原をこよなく愛し続けたためだと思います。画伯は、開高健が尊敬した「釣り人」としても有名であり、その画伯の愛したイトウなどの作品もいっそう湿原への郷愁を掻き立てるものです。
画伯の作品は、1987年に愛蔵の1000点が釧路駅舎内にある釧路JRステーション画廊に寄贈され、地元はもとより、遠来の客人たちの目をも潤してきました。
しかし、残念ながら、昨今の不況下にあって、駅の乗降客の減少が続き、全国でも珍しいこの駅舎内の画廊が閉館されることになってしまいました。
思えば、画伯は、1980、90年代には、NHKに「湿原の画家」として取り上げられ、特集番組が組まれて放送されたこともありました。いまは、すでに96歳というご高齢を迎えられていますが、なおも衰えることのない芸術への意欲に支えられ、「釧路JRステーション画廊閉館」に寄せた個展を今日から一ヶ月間(今月末まで)開催されるそうです。もしも、お時間がおありでしたら、ふらりともう一つの「湿原の旅」はいかがでしょうか。別世界の鮮やかな大自然が旅人をあたたかく迎えてくれることでしょう。
ちなみに、私のファンタジー短編集「世の終わりの贈りもの」には、縁あって画伯がご寄贈くださった作品を載せています。これについては、後日また詳しく書きたいと思います。お楽しみに。
http://www.creative.co.jp/m/books/announce3.html
http://www.lph.bne.jp/top/main3402.html


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