国家破産処理と革命が進む?

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 秋の5連休も今日でもう三日目。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

ぼくの連休は『ソマチッドと714Xの真実』の発送等々で追われています。
この作業が済まないと、先に進めないような感覚で連休を過ごしています。
 
「この作業が済まないと、先に進めない」…。
これと同じような感覚で、いま「鳩山革命政権」が動き出しています。
すでに書いたように、これは「国家体制を変える」革命的な動きですが、
と同時に、いま着手しているものは「国家破綻処理」とも言えるでしょう。
 
日本という国家は、もうとうの昔に実質的に「破綻」してしまっており、
このままの状態で惰性的に動いて行ったなら、
未来は真っ暗、希望のない国に成り果てようとしていました。
「実質的な国家破産状態」がはっきりとしたのは、もう10年以上前のこと。
その「事実」は、ひょんなことからぼくの耳に入ってきたのでした。
 

 それは「たくぎん」の月刊誌(会員誌)の取材でのことでしたから、

たしか、もう13〜4年前のことだったと思います。

大蔵省のエリート最終レースで席を奪われて「転職(天下り)した人物に、

取材の仕事でぼくはインタビューしたことがありました。

 

指定された場所は、帝国ホテルのロビー。

その方は、その日の夜、新幹線で関西方面に出向くことになっていました。

インタビューでは普通、2〜3時間の時間を与えてもらっています。

そのインタビューがすべて終わったあと、その方は時計を見て言いました。

 

「話が面白くなってきたから、もうちょっと話そうか。

 新幹線はまだまだあるから、ビールでも飲みながらどう?」

 

それまでの話は、ま、一般的な話の範疇だったのですが、

そこからの内容は、すごいものでした。

「出世レース」で破れた悔しさもまだ残っていたのかもしれません。

また、ぼくが「たくぎん」のスタッフと勘違いしたこともあったらしく、

ビールを何度かお代わりしたせいか、アルコールの勢いも加わって、

目の前のぼくにすっかり心を開いて、次々と衝撃的な話をしてくれたのです。

 

その内容を、簡潔に一言で言えば、

「日本は実質的に、破産状態にある」というものです。

いやこれは日本だけでなく、世界の経済環境も考えての話だったでしょう。

なんと、大蔵省の頭脳の中枢部にいた彼は、日本の未来に絶望していました。

いまから13〜4年前に、日本という国家はすでに「破産状態」にあったのです。

 

そのことは森本亮の著作などを読み、ぼくがすでに感じていたことでしたが、

まさか、大蔵省の元官僚からじかに話が聞けるとは思ってもいませんでした。

ただ、インタビューではそれを何とか聞き出したい。

そう思って意識的に話の序奏を進めていったことが、功を奏したのだと思います。

 

日本はすでに「国家破産状態」にある!!

ということは、その後の政策は「延命工作」しかありません。

しかしそれをやればやるほど深傷を追い、もはや再生できなくなってしまう。

そのときのその方は、もしもその時点で財政を立て直すとしたら、

すなわち、その時点での支出そのままにして税収を計算するとしたなら、

消費税を45%くらいにしなければ辻褄が合わなくなると言っていました。

 

しかし、これ(消費税アップ)は絶対にできない相談です、

一気に増税などすれば、別のやっかいな大問題が浮上してくるからです。

だとしたら、ムダを省いて、国家予算をゼロから組み直すしかない。

ところがそれまた絶対にできない相談です。

行政という官僚組織は「惰性」で動いていて、それを決して許さないからです。

 

そのインタビューの数年後(1997)「山一証券」や「たくぎん」が破綻しました。

これはある意味、「金融ビッグバン」開始のための号砲(生け贄)でした。

バブル崩壊後の「泥沼的」金融政策が、ここから新たに始まっていったのです。

 

その後のことは、あえて言うまでもないでしょう。

「金融ビッグバン」が勢いを増し、世界金融資本主導の金融自由化が進行します。

それを特に加速させたのが、小泉政権の「構造改革」と「規制緩和」でした。

その当時のマスメディアは、こぞってこれをヨイショしていました。

「構造改革」の言葉には、まるで水戸黄門の印籠のごときパワーがありました。

 

確かに、歪みきった社会構造(システム)を改革することは重要です。

しかしそれには「どちらの方向に?」というビジョンが必要です。

なのに、当時のマスメディアは「構造改革」の言葉そのものを崇めていました。

「構造」さえ変えれば、すべてがうまく行く…。

すなわち「(構造)改革なくして成長なし」…。

それが4年前の小泉の、まさに違憲的!な「郵政選挙」だったのです。

 

その結果、何が起こったでしょうか。

これまた、あえて言うまでもないでしょう。

ここまで来てしまった以上、もはや「革命」しかありません。

と同時に、やっかいな「日本国家の破綻処理」が不可欠です。

実質的に「破産」してしまった日本という国を、ゼロから再建せざるをえない。

そんな「空気=霊的波動」を国民の多くがどこかで感じていたからこそ、

今回の総選挙で「鳩山革命政権」の誕生が実現したのだと思います。

 

ここで言いたいことは、いま日本に「革命」が始まっている、

そして「破産した日本」の「再生処理」がスタートしたということです。

これは決して楽しいことではありません。

たぶん、さまざまな混乱や感情的反発に見舞われることでしょう。

しかし、もはやこれ以上従来の「惰性」の力学に委ねるわけにはいきません。

しかもこの「革命」は、志のある官僚たちにも支えられて進むはず。

ぼくが十年以上前に取材した「その方」のように、

「すべてお見通し」の官僚たちもまだたくさん残っているはずだからです。

 

仕事の合間に昨日の「サンデー・プロジェクト」をちょっぴり観たところ、

「行政刷新担当相」の仙谷さんが「公益法人」のことを話していました。

http://www.asahi.com/politics/update/0920/TKY200909200121.html

公益法人という名称は「公に益する」と書きますから、

なんとなく「何かに役立っている法人組織」というイメージがありますが、

これこそが「天下り」と「渡り」を生み出す母体(元凶)です。

そのことをぼくが初めて知ったのは、もう30数年も前のことでした。

 

その当時のぼくは、フリーのジャーナリストとなり、

「農政ジャーナリストの会」に所属して取材活動をしていました。

http://www.jaja.cside.ne.jp/aboutus.htm

日本の「農業基本法」の巧妙なおかしさに対して直感的に疑問を抱き、

食糧自給問題やリサイクル農業など、日本の農政に関心を抱いていたからです。

この農政ジャーナリストの会は、年会費を納めると、

自動的に「農政ジャーナリストの会の手帳」なるものを送ってくれます。

その当時の手帳はかなり分厚く、きれいな緑色のカバーでした。

 

手帳を開いてみると、そのほとんどが「公益法人」の広告でした。

実にたくさんの「○○財団法人・○○社団法人」が載っているのです。

これらの法人はいったいどんなことをしているのだろう?

そのことに興味を抱いたぼくは、さっそく次々と電話をしてみました。

いくつかの社団法人の事務所に、実際に出向いてみたこともありました。

その結果分かったことは、「??????」という疑問です。

日本の農業予算の多くが、それらの組織に吸い取られている印象でした。

 

昨日の仙谷さんの話では、公益法人ではいま47万人ほどが働いているそうです。

そのうちの「天下り」は、たしか2万数千人いるということでした。

これを整理したり潰したりするならば、さまざまな問題が起こるでしょう。

しかし国家破産が鮮明になったいま、もはや「過去の惰性」は許されません。

多くの公益法人は、「非営利」を原則としていながら、

実際的には「莫大な人件費の吸収」という「利益」を貪っているからです。

 

それはさておき、いまや新しい「構造改革」が始まっています。

しかもそれが目指す「改革」は、小泉政権とは全く逆の方向です。

小泉政権は、すべてを市場に委ねる改革をして成長を促そうとしましたが、

その結果は、悲惨な「貧富格差の拡大」というものでした。

カネはカネを求めて勝手に暴走し、企業は安い労働力を食い貪って、

金融経済のあっけない破綻と、貧困層の急激な拡大が起こってきたのです。

 

これはある意味、「資本主義の自己運動」であり、必然的な成り行きです。

「金利」という摩訶不思議なメカニズムに裏付けられた資本主義は、

その本来の宿命として、いよいよ自己崩壊を始めたということになります。

 

このことは「シルビオ・ゲゼルの理論」によって最初からお見通しでした。

経済社会は「金利」を大前提として機能し、運営されていますが、

ゲゼルはその危うさを指摘して、独自の経済システムを提唱したのです。

それは、いまの経済とは全く反対の「お金が腐る」というものでした。

これまではお金を貯金すれば金利が付き、お金を借りれば利子を払う。

つまり、「お金がお金を生む=お金の自己創造」というものでしたが、

それが結局は「破綻=自己崩壊」に至ることをゲゼルは見抜いていたのです。

 

そしてゲゼルは実際に、第一次世界大戦で負けて悲惨な状態に陥っていた、

ドイツのある町で自らの「ゲゼル理論」の実践を始めました。

その結果は見事に奏功して失業者が減り、町は活気を呼び戻していきました。

ゲゼルがやったことは「お金が腐る=死ぬ」ということでした。

ゲゼル理論では、お金は時間が経つにつれ、その価値を失っていくのです。

そして、使わないでそのままにしていると、価値が全くなくなってしまう。

そこで、みんながせっせとお金を使い出すというわけです〈笑〉。

 

そんなゲゼルの動きを潰したのが、あのヒットラーでした。

こうしてゲゼル理論は歴史の藻くずとして消えてしまいましたが、

ゲゼル理論の正しさは、その後完全に忘れられてしまうことがなく、

いまや「地域通貨・エコマネー」としてその一部の機能を蘇生させています。

もっとも、一番大事な「お金が腐る」という機能はまだ実行されていませんが…。

 

このような「ゲゼル理論」のことを知ったとき、

ぼくは「これなくして社会の幸せは実現しない!」と思いました。

しかも、そのごとく歴史は動き、やがて「金利の黒魔術」が消えていくはず。

そう思ったとき、本当は「ゲゼル理論」の紹介をしたいと思いましたが、

なにせその時はまだ「たくぎん」の仕事をしていましたので、

仕事の関係上「金利の犯罪」を指摘するわけにはいきませんでした〈笑〉。

銀行業というビジネスは「金利差」を利用して儲けていたからです。

だから「金利」を否定することは、銀行そのものの否定です。

そんなわけで、ぼくはこっそりゲゼル理論を研究していたのでした〈笑〉。

そしてたくぎんが潰れた後、大きな声でゲゼルのことをPRしました。

 

その一つが「北海道独立論」を声高に叫んだことでした。

北海道は食糧自給率200%近くで、道民が食うものはたっぷりとあります。

人口も560万人ほどいますから、この規模はりっぱな国家レベルです。

国土と人口と食糧と住む家とがあって、観光資源にも恵まれていますから、

「独立宣言」をしても、ちゃんとそれなりにやっていけます。

ただその場合、国防と外交は「日本国」と協調する必要があるでしょう。

 

そう考えたぼくは、さっそく本を書こうと思い立ちました。

それは「たくぎん」が潰れた直後のことでした。

そしてパソコン通信の「パティオ」で「北海道独立論」を開始したところ、

多くの仲間たちが「移住したい!」と申し出てきました〈笑〉。

「北海道国」が新しく発行する通貨の名は「ドン」です〈笑〉。

これは「ドル」と「エン(円)」をつなげた呼び名であり、

また「北海道」の「ドウ」のイメージもそこに盛り込んでいました。

ゲゼル理論に従って「どんどん使おうドン!」という意味でつけたのです。

 

実際、資料を集めるために道立図書館などに頻繁に足を運んだのですが、

その当時ぼくが独立を熱く志した理由は、そのときこそチャンスと考えたからです。

つまり、「親のように面倒見の良かったたくぎん」が潰れたときこそが、

「道民という子」が自立するまたとない格好のチャンスと考えたからのこと。

世の中によくあるように、親の破産が子を本気で自立させることになるからです。

 

しかしたくぎん破綻によって大混乱を引き起こした北海道の動きは、

国の予算を北海道に持ち込むという相変わらずの自民党政策の強化でした。

これでは、せっかくの独立論のダイナミクスが機能しません。

たくぎん破綻によってもたらされた「北海道の危機感」がボケてしまったのです。

こうして北海道独立の千載一遇のチャンスが消えていってしまいました。

 

そのときは、すでにいくつかの「憲法試案」も生まれていました。

いろんな方々が「憲法」を考えてぼくに送ってくださったのです。

ぼくもまた、いろんな「憲法試案」をあれこれ考えていました。

その軸となっていたのは「アイヌ文化の復権」であり、

もしも北海道国が独立を果たしたとしたなら、

初代大統領はアイヌの元参議員「萱野さん」にお願いしたいと思っていました。

 

そして国会の運営は「多数決の力」によってではなく、

アイヌの伝統的な問題解決法「ウコチャランケ」にしたいと考えていました。

http://www.creative.co.jp/space/social/essay/e200005.html

たくぎんが潰れてわが社も深刻な状況に陥ってはいたものの、

その当時はけっこう生き生きと「思考実験」を楽しんでいたりもしたのです。

要するに、「破綻・破産」こそが「蘇生」のチャンスです。

そこからは全くのゼロベースで物事を考えることが可能になるからです。

 

お金がなければ生きていけない…と考えていては、ますます迷路にはまってしまいます。

しかし、食糧の自給率が200%近かった北海道では、

その食べ物をみんなで分かち合うだけで、なんとか生きていけます。

もちろん農業を維持するには、石油や農機具などを買うお金も必要ですが、

経済封鎖に遭ったキューバのように、自立型農業を進めていくならば、

かえって安全で健康的な21世紀型農業に切り替えることも可能になります。

 

すべてをゼロから考え直すということは、正直、素晴らしいことです。

そこには必ず、思いがけない出口がいくつも用意されています。

要するに、過去の惰性や価値観を克服するならば、

人間、そして人間社会は、ちゃんと生きられるようになっているのです。

いや、天はそう決意した人を、必ず生かしてくれると言えるでしょう。

 

あっ、またまた話がそれてしまいました〈笑〉。

そうそう、今回の書き込みの目的は「公益法人」のことでした。

「公益法人」は「惰性的な税金(人件費)収奪法人」と書き換えられるべきでしょう。

そこまで言ってしまっっては、そこで働いている民間の方々に酷かもしれませんが、

公益法人のその本質は、いまとなっては「その通りの存在」です。

公益法人の整理によって吐き出された人々は、他の政策で救済すべきでしょう。

 

かつて(10数年前)のぼくは「北海道独立」を夢見ていました。

たくぎん破綻の危機こそが、自立への格好のチャンスと映ったからでした。

その時代の「日本国」も、実はすでに「破産状態」にありました。

しかしその後、数々の延命工作を弄して、ますます酷い状態を来らしました。

 

そしていま、土壇場で「鳩山革命政権」が動き出しています。

これにはまず「国家破綻の原因処理」から手をつけなければならないでしょう。

それ(税金の浪費)ができない限り、決して蘇生(再生)はありえません。

そのためには、

はっきりと「国家が破産状態にある」ことを宣言する必要があるかもしれません。

だからこそ「国家体制を大変革する革命」が不可欠であると…。

(実際的には、それをやっているような気がしますが…)

 

鳩山革命政権は、どうやらそこまで深刻になった事態を認識し、

本気で「革命」に着手しようとしているように見受けられますが、

マスメディアの感覚は、もう完全にズレています。

 

どなたかが、ぼくのmixiにも書き込んでくれたのですが、

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1285994578&owner_id=7886761

ちなみに莫大な医療費を貪っている業界やシステムも見直す必要があります。

新型インフルエンザ騒動ひとつをとっても、おかしさがいっぱい。

しかし、さすがの鳩山政権も、そこまでは意識が追いつかないようです。

また、万が一そこまで大変革をしようとしたならば、

あっという間に巨大な権力に潰されてしまうことでしょう。

 

しかし、大丈夫です。

人類史の文明波動法則は、ちゃんとうまく?機能しています。

人類史的なメタモルフォーゼが、いまや起こりつつあります。

そのことを、10月中旬には名古屋と大阪でお話ししたいと思います。

 

★10月10日(土) 18:30〜21:00(開場18:00)

 会場:名古屋駅前地下街テルミナ貸し会議室(8F)

http://kaigishitsu.termina.co.jp/access/index.html

 

★10月12日(祭日) 14:00〜17:30(開場13:30)

 会場:新大阪駅丸ビル新館 809号室

    大阪市東淀川区東中島1-18-27 Tel.06-6320-6000

    新大阪駅東口より150m。

http://www.japan-life.co.jp/jp/about/map.html

 

また10月17日(土曜日午後)には、東京でもお話ししたいと思っています。

どこの会場もまだたっぷり?と席がありますので、

ご関心とヒマ?のある方は、ぜひご参加いただきたいと思います。

(申し込みメールは、inada@creative.co.jpへ)

 

稲田芳弘

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