政権交代劇に秘められた意味

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 民主党が圧勝し、自民党が壊滅的な敗北を喫した今回の総選挙…。

その「選挙報道」が始まったころ、ぼくは北九州市にいました。

29~30日に開催された「千島学説セミナー」が大盛況の内に終わり、

海の見える旅館にバスで移動して、打ち上げ会をやっていたのです。

 

その夜はみんなでそこに泊まり、

翌日はバスで福岡のパワースポットなどを訪ねることになっていました。

そこには「人間センサー=現代のカタカムナ人」も同行していましたから、

ぼくもみんなといっしょに行動したいとは考えていました。

各地を訪ねて大地のエネルギーを感じ、そのスポットを確かめる…。

たしかに、それはとても興味深いイベントです。

しかしいろいろ考えあぐねた結果、ぼくは前日のホテルに戻ることにしました。

 

その理由の一つは、9月1日の講演会の準備をする時間が欲しかったこと。

集団行動が苦手なぼくは、自由になれる一人だけの時間が欲しかったこと。

そしてもう一つの理由は、

歴史的政権交代劇から噴き出すエネルギーを感じたかったことでした。

 

幸いにも打ち上げ会の後、JRで帰途に着く人たちもいましたので、

そのバスに乗せてもらって、小倉駅まで送ってもらいました。

で、前日宿泊したホテルに着き、10時過ぎにテレビのスイッチを入れたら、

案の定、「民主党圧勝」の報道がなされていました。

これはある意味、「明治維新以上の歴史的出来事」です。


 というのも、総選挙の前日(29日)、ぼくは千島学説セミナーで、

「不安呪縛を解く」の話を始めるに際して、まず最初に、

30日の総選挙の結果起こるであろう「政権交代」が、

サヌキ型からアワ型波動への決定的変化の徴であると語りました。

 

明治維新も確かに重要な歴史的結節点であったことに違いありませんが、

しかしそれは、元々サヌキ型(男性原理)サイクルにあった人類史の中で、

日本が急激に一気にサヌキ型社会へとジャンプした出来事にすぎません。

明治維新を経て日本は、強烈に「中央集権体制」を敷き、

その後富国強兵・殖産興業への道を突っ走るようになっていったからです。

 

そして日清戦争、日露戦争、支那事変、大東亜戦争へと戦争ベクトルが伸び、

敗戦後は、経済復興、経済成長への道をまっしぐらに進みます。

その波動的特徴は「武力・権力・金力(経済力)による戦い・競争」であり、

このサヌキ型(男性原理)のダイナミズムが極限にまで達したその象徴が、

強欲な金融資本主義、グローバリズム、9.11事件だったということになります。

 

上古代の天然物理「カタカムナ」が示唆してくれるものは、

秘められた始元エネルギーが渦巻き螺旋状に生成発展して次元が高められ、

ついには、より高次の虚空(カム)に還元融合していく明解なプロセスです。

 

 ヒフミヨイ(1 2 3 4 5)

 

 1なる始元が、ナギ性(収縮)とナミ性(膨張)の2つに分化(分極)し、

 電気・磁気・力の素量というの3つのミ(実)を顕わし、

 さらにそれが四相(膨張性・収縮性・抗膨張性・抗収縮性)の物理的性質を帯び、

 それが時空(トキ・トコロ)を得て、ついに現象化(イノチ・イシ・イチ)する。

 

 ムナヤコト(6 7 8 9 10)

 

 現象化した物質も生命も、重合し合って6方(前後・左右・上下)に広がり、

 どんどん体積量を得て産(ム)していく。(六角形現象)

 そして、こうしたアマの渦が膨張、収縮を繰り返してそれぞれに成(ナ)り、

 現象界には「7の周期性(化学元素周期律)」が成り立っています。

 8つのヤは、飽和安定(ヤスラギ)の状態。

 と同時に、これは行き着くところまで行き着いた「極限」を意味します。

 現象化したイノチもモノも、必ずこの展開プロセスを経るのです。

 

人類史もまた時間軸の上で展開する「社会現象」としての出来事ですから、

ヒフミヨイ(12345)→ムナヤ(678)と「極限」まで達した社会は、

必ず「コト(9 10)」の段階に直面せざるをえません。

この段階で起こるコトは、いわば「社会のサナギ化」であり、

それはあたかも「毛虫からチョウチョ」に変態するプロセスであるかのようです。

 

すなわち、サナギの中では毛虫時代の組織や器官や細胞が解体・溶解され、

次なるチョウチョの新しい組織や器官が再創造されていきます。

じっと動かない状態に見えるサナギの中で実は、

クリエイティヴな求心集約的螺旋と、破壊的な遠心拡大解体螺旋が拮抗するのです。

 

6000年以上にわたって展開されてきたサヌキ型(男性原理的)人類史は、

「武力・権力・金力」の支配によるピラミッド型社会を構築してきました。

この人類史の鮮やかな文明法則を発見したのが、村山節であり、

村山は「800年×2=1600年」の文明サイクルを見事に明らかにしました。

村山節は、21世紀に「文明の主役交代」が起こることを予告していたのです。

村山がそれに気づいたのは1938年のこと、

そしてその文明法則を『文明の研究』に著わして1975年に出版しました。

 

1975年にその初版本を手にしたぼくは、とても興奮させられました。

1970年代といえば工業化社会や経済成長への希望のまっただ中にあり、

多くの人々が「バラ色の未来」を夢みていた時代です。

そんななか村山は、21世紀に西欧とアメリカ文明は凋落すると予告したからです。

 

人類史はまるでDNAの二重螺旋のようで、800年ごとに文明の主役が交代すると、

「文明の法則」を発表した村山でしたが、その彼も、なぜそうなるのか?

その真因については、亡くなるまで、結局不透明のままでした。

ただ「人類史は地球(自然)のリズムに同調し、宇宙の法則に支配される」

ということだけは、はっきりと認識していました。

 

ぼくがこの「村山の文明法則」を知ったのは1975年の秋のことでしたが、

そのときはすでに千島学説とカタカムナ(楢崎理論)に出会っていましたので、

21世紀に起こる「人類史的な大異変(変態=メタモルフォーゼ)」の意味を解くには、

結局は「カタカムナの視座」が必要になるだろうと予感していました。

 

そうです。いま目の前で起こっていること(コト)の意味を知るためには、

どうしても「カタカムナ的なものの見方」が不可欠だと思います。

いま起きている人類史的な劇的な出来事の真相を知るためにも、

カタカムナに秘められた驚くべきメッセージを知っていただきたいのです。

 

今回の、自民党から民主党への「政権交代劇」も、

まさにこうした視座から考えてみる必要があるでしょう。

それは政治の主役が変わったという、単なる政権交替ではありません。

その背後には村山が予告した「西の文明から東の文明波動」への転換もありますし、

さらに言えば、今回の日本社会における「政権交代」は、

「サヌキからアワ型文化」への大転換をもシンボライズしています。

これまでの人類史を支配してきた男性原理が、女性原理に大転換され出したのです。

 

今回の政権交代には「明治維新以上の意味が秘められている」…と、

ぼくがそう言ったのは、こうした意味においてです。

明治維新は、元々男性原理的な波動で支配されてきた歴史の中にあって、

日本が一気にサヌキ型にジャンプした出来事でしたが、

今回の「政権交代」は、そのサヌキ型がいよいよ極限にまで達し、

次々と解体・破壊されていくメタモルフォーゼ(歴史的変態)劇の始まりです。

 

その一方には、すでに早くもアワ型エネルギーが力強く渦巻き、

新たなアワ型(女性原理社会)再創造の動きが起こってきています。

その動きが感じられ、目にとまるとき、

「不安」は一気に大きな「希望」へとシフトチェンジすることになるでしょう。

 

村山節は1975年の『文明の研究』の中で、

アメリカ(西欧)文明が凋落し、資本主義が崩壊することを予告しました。

その当時は、頭で法則としては分かっても、とても本当とは思えませんでした。

それから四半世紀が過ぎ去ったいま、

確かに村山の人類史研究(文明法則)には、リアリティが感じられています。

アメリカは凋落し、資本主義がガタガタになり、権威権力が大きく揺らぎ出し、

サヌキ型のシンボルだった「力の支配=中央集権=ピラミッド構造」が崩れ出しました。

 

そんななか、他方に「アワ型エネルギー」が渦巻いていることは分かりますが、

しかしこれからは、解体・破壊・溶解現象がどんどん激しくなり、

その中で政治を司っていく民主党はたぶん大変だろうと思われます。

ある意味、「貧乏クジ」を引いたようなことになるかもしれません。

 

自公政権が崩壊したのは、単なる「麻生発言」や「ブレ」、

また自民党不信や「小選挙区制」の結果ではありません。

潜象の歴史的、宇宙波動的なエネルギーがすでにすっかり萎えてしまっていたのです。

これは文明史の必然であり、人類史のシナリオ通りの出来事です。

これからの問題は、人類が果してどんなものに「羽化」するのか?

そのビジョンをはっきりと認識することと言えるでしょう。

 

北九州のセミナーでは、時間がないこともあってほんの概要しか語れませんでした。

札幌では3時間半の時間があったにもかかわらず、それでも大変でした。

でも、人によってはその本質をたちまち直観してくださったようです。

それは知的な理解というよりは、直感的に感じとるものかもしれません。

 

政権交代がいよいよ現実のものとなり、いま、ある種の激震が起きています。

その激震は、アメリカ大統領選挙でも起き、オバマフィーバーが沸騰しました。

しかし、そのアメリカは今後凋落の運命をたどらざるをえず、

真の意味で人類史的なメタモルフォーゼをリードするその役割は、

カタカムナ文化を内包する私たちの日本に課せられているといえるでしょう。

 

そんなわけで、あまりにも突然の計画ですが、

10月11~12日に大阪で開催される「千島学説セミナー」に出向くに際し、

またもやそれに便乗するかたちで、

10月10日(土)に名古屋駅前テルミナ8階で18:30~21:00まで、

10月12日(休日)は新大阪丸ビル新館8階で14:00~17:30まで

以上のような内容を盛り込んだ「不安呪縛を解く」の集いを持つことにしました。

 

もしもお時間とご興味のある方がおられましたら、

この機会に、ぜひともご参加いただきたいと思います。

詳しい内容については改めてご案内させていただきますが、

限られた定員、会場費のことなどもありますので、

参加費:2000円程度をご負担いただけたらと思っています。

ご希望の方は、お早めにメールにてお願いいたします。

 

稲田芳弘

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