「革命」としては「フランス革命」が有名です。
そのプレリュード(序奏)としては、自然権や平等、社会契約説、
人民主権論など理性による人間の解放を唱える啓蒙思想の盛り上がりがあり、
「アメリカの独立」によって「近代国家」への目覚めが衝動されていましたが、
そうしたエネルギーをフランス社会にチャージしたものこそ、
絶対君主制の支配(アンシャン・レジーム)への不満と批判でした。
具体的には「税金」と「年金」に対する不満が爆発し、革命が起きたのです。
すなわちアンシャン・レジーム下では、国民は三つの身分に分けられており、
第一身分=聖職者が14万人、第二身分=貴族が40万人、
その支配下に、第三身分である平民が2600万人ほどいました。
そして第一と第二身分には年金支給と免税特権が認められていたのですが、
圧倒的多数の一般平民は、税の重負担と生活不安、生活困窮にあえいでいました。
いつの世も、大衆の生活困窮が「変革・革命」のエネルギーをチャージします。
フランス革命などと言うと思想的なものや「陰謀論」などが表にちらつきますが、
その真のエネルギー源は、一般大衆の「不満の感情」だったのです。
しかもその根底に「税金」と「年金」による「格差問題」があったという構造は、
今回の日本の政権交代劇とあまり違いがありません〈笑〉。
もう一つの有名な革命は、いうまでもなく「ロシア革命」です。
これは1917年の出来事でしたから、そう遠い昔の話ではありません。
しかもこの革命は「共産主義革命」として初めて結実したものであり、
その思想的背景にはカール・マルクスの「共産党宣言」がありました。
今から92年前に起きたこの「ロシア革命」は、
「革命」という言葉に、全く新しいエネルギーを注ぎ込みました。
そこにヘーゲルの弁証法のアレンジ版「史的唯物論=唯物史観」が鎮座しており、
「共産主義革命は歴史の必然である」としたからでした。
すなわちマルクスは、生産様式、搾取、剰余価値、過剰生産、物神崇拝などを分析し、
その結果、「資本主義はその内在する矛盾から必然的に社会主義革命を引き起こし、
次の段階である共産主義に移行する」という「歴史の自己運動」を明らかにしました。
その歴史観は非常に「科学的」に見え、説得力を持ちました。
だからこそ「60年安保」や「70年安保」時代には「共産主義革命」が標榜され、
革命のその渦に、多くの知識人や学生たちが飛び込んでいきました。
ぼくの友人たちもその多くが、革命の夢を見、デモ隊に加わっていきました。
その当時の社会は、あたかも「革命前夜」のような空気に支配されていました。
そんななか、ぼくは「革命とはいったい何か?」と考え続けていました。
というのも、革命には「暴力」と「流血・犠牲者」が伴います。
フランス革命もそうでしたし、ロシア革命もそうでした。
多くの友人たちが「正義の旗」を手に「革命のためのデモ隊」に参加していたとき、
ぼく自身は「老子」を読み、ヘーゲルを読み、資本論を読んでいました。
そんななかで出会ったのが、ベルジャーエフであり、グルジェフであり、
そしてフョードロフを軸とするロシアの多くの神秘思想家たちでした。
特に歴史の裏側でひっそりと生きたフョードロフには大きな驚きを覚えました。
そして思ったこと、それは、ロシア革命は決して単純な共産主義革命ではない。
そこには「人類史的な摂理?」が歴然と作用しており、
ロシア革命には人類史的な意味が秘められている…というものだったのです。
そのことを暗示するかのように起こったのが「ファティマ聖母事件」でした。
これは1917年のロシア革命とあたかも鮮やかに共振するかのように、
ポルトガルのファティマという村に聖母マリアが現れて予言をした事件です。
その予言には「ロシアの苦悩」も含まれていたと言われますが、
ロシアにもまた聖母を愛する「ロシア正教」の歴史があったからです。
こうして同じ年のほぼ同じ時期に、
「ロシア革命」と「ファティマの予言」の2つの歴史的柱が現出したのです。
日本の社会が「70年安保」で大きく激しく揺れ動いていたころ、
ぼくは「ロシア革命」のスピリチュアルな歴史歴側面に関心を抱いて調べていました。
ロシア革命への渦が大きく渦巻き始めたころの動きを調べてみますと、
そこにはロシア正教から激しく分離して熱狂した分離派教徒の存在があり、
彼らは「ラスコリーニキ(分離派)と呼ばれていました。
ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公の名前はラスコリーニコフであり、
ドストエフスキーはフョードロフの影響を受けて作品を書いた作家ですから、
彼の作品には、その当時のロシア正教分離派の心理が色濃く映し出されています。
あっ、すみません。この話に入ってしまうとどこまでも続いてしまいます〈笑〉。
ということで、いまぼくの書きたいことに戻りたいと思うのですが、
ここで言いたいことを、強引に一言で言ってしまえば、
民衆の感情や行動の背後には「歴史的摂理の渦」が作用しているということです。
それは、アメリカの独立にも、フランス革命にも、ロシア革命にも作用していました。
革命を生きた人々は「自分で自由に考えて行動している」と思っていたとしても、
その「考え」の背後には、スピリチュアル(霊的)な作用が歴然と働いているのです。
確かに、ロシア革命の火をつけたラスコリーニキたちの「思い」は、
ロマノフ朝の絶対専制(ツァーリズム)に対する激しい憤怒であり、
一般大衆に対するピュアな「熱愛」だったのかもしれません。
しかしその感情が、人類史に刻まれてきた同じ感情波動に共振したとき、
それはいつしか「歴史的摂理」のメカニズムに組み込まれてしまいます。
その結果として結実したのが「ロシア革命」であり、
こうしてロシア革命は宇宙波動の影響を受け、人類史の最終局面に向かいます。
ロシア革命は起こるべくして起こったもの(人類史的摂理?)だけに、
そこから誕生した「ソ連」も、解体されるべく運命づけられていたといえるでしょう。
このような「重大なこと」を簡単に言ってのけてしまっては、
さまざまな誤解と問題を生み出すことになるかもしれませんが、
いまは大胆にも、あえて単純にそう言ってしまいます。
要するに、人類史はある意味「シナリオ通り」に動いてきているのです。
歴史に生きる個々の人々は「自由に発想」しているように見えながら、
その背後には歴然とした「宇宙波動」と「人類史の法則」が働いています。
そして、いま日本で起こっている「政権交代劇」もその範疇にあるのです。
こんなふうに「断言的」に言うことを、ぼくは本来は好みません。
しかし「歴史的事実」を見れば、まぎれもなく人類史は生きて動いています。
そのことをぼくに改めて確信させてくれたものは「村山文明史学」でした。
村山節は1975年に、次のような歴史予測を社会に向けて発表しました。
21世紀になると、西欧&アメリカ文明は凋落し、
代わって中国、日本、インド等々の”東の文明”が人類史の主役に躍り出る」…。
70年安保の嵐が通り過ぎた70年代の日本社会は、工業化社会に入っていました。
そのお手本はヨーロッパであり、アメリカでした。
当時の「欧米文明=西の文明」は、まさに全盛期を迎えていたのです。
なのに、村山は言い切りました。「欧米文明は崩壊・衰退・凋落する」と…。
そして実際、いまそうなってきています。
これまでにいくつもの革命があり、人類はいくつもの節目を越えてきました。
アメリカの独立、フランス革命、明治維新、ロシア革命…。
しかしそれらはすべて「人類史の最終局面」に至るためのステップに過ぎません。
そしていま、その「人類史の最終局面」が目の前で展開しているのです。
「村山文明史学」からだけでは、とてもここまでは言い切れません。
フョードロフの「宇宙主義」や「共同事業思想」も、また中途半端です。
ぼくがいま、あえてこのような大胆(大げさ?)な発言をするのは、
その背後に「カタカムナ」の「天然物理」が作用していると直観するからです。
「村山文明史学」の文明波動法則の謎を解明してくれるものこそ、
実は「カタカムナの天然物理のハタラキ」なのです。
毎日報道されている「鳩山革命政権」が革命的に始めたことの意味も、
結局は、「カタカムナ的」に考えてみる必要があると思います。
鳩山政権がもしその「天然物理」から外れるとしたら、大波乱に見舞われるでしょう。
なぜなら日本という国は、これからの人類史の重要な舵取り役でもあるからです。
10月10日に名古屋で、
10月12日に大阪で、そして
10月17日に東京での集い「不安呪縛を解く」は、
以上のような問題も含めてお話ししたいと思っています。
ということで、ここでもう一度「各会場」のご案内させていただきます。
★10月10日(土) 18:30〜21:00(開場18:00)
会場:名古屋駅前地下街テルミナ貸し会議室(8F)
参加費;2000円
http://kaigishitsu.termina.co.jp/access/index.html
★10月12日(祭日) 14:00〜17:30(開場13:30)
会場:新大阪駅丸ビル新館 809号室
大阪市東淀川区東中島1-18-27 Tel.06-6320-6000
新大阪駅東口より150m。
参加費;2000円
http://www.japan-life.co.jp/jp/about/map.html
★10月17日(土) 14:30〜17:00(開場14:00)
会場:東京駅八重州北口近くの「ルノアール貸会議室プラザ5階3号室」
http://www.ginza-renoir.co.jp/myspace/puraza089.htm
参加費;2000円+飲み物料金(珈琲は500円?)
参加ご希望の方は、以下にメールにてお申し込みいただきたいと思います。
inada@creative.co.jp
稲田芳弘


コメントする