このどちらも、その当時はあまり知られていなかったため、
勉強するには先生を訪ねて、直接教えを乞う以外にありません。
ただ「千島学説」に関してはすでに何冊かの本が出ていましたし、
また千島先生は岐阜にお住まいということもあって、
ただ本で学んだだけで、生前にお会いすることは結局できませんでした。
それに対して「相似象&カタカムナ」は資料が全くありませんでしたし、
楢崎先生が東京から近い千葉県の習志野にお住まいということもあり、
東京に住んでいたぼくは、習志野まで出向いて学ぶことができたのです。
「学ぶ」といっても、いわゆる講義を受けたわけではありません。
習志野のご自宅で先生の雑談めいたお話をあれこれお聞きしたり、
香取神宮などに出向いてフィールドワークに参加させていただいたのです。
ですからカタカムナに関しては体系だった勉強をしたわけではなく、
それぞれの音(言葉)の響きとその働き(潜象物理)の面白さを学んだり、
「図象符」の意味するものを直観で読み取る訓練?をしたりしただけです。
ただ「相似象」に関しては、戸外で実際にさまざまな体験ができました。
ちなみにその場の風景を見てイヤシロチを特定する方法を教えてもらうとか、
「美感電圧」を自分の身体で感じることなどです。
「美感電圧」というのは楢崎先生の造語で、その意味するものは、
「風景が美しく見えて気分がいい」その地点というのは、
大地の表層のもつ電圧がほぼ間違いなく還元電圧(電子を供与)であり、
そこには酸化電圧は全く計測できません。
実際に「景色の良い場所」を見つけ出して大地を測定器で計測してみると、
そういった場所は必ず「還元電圧」の土地だったのです。
そういったフィールドワークをいっしょにさせていただくと、
自然(風景)や生命体が単なる物質の集合体ではなく、
目にはみえない電気が深く作用していることが分かってきます。
目の前に見えるものとして「現象」しているモノの背後には、
紛れもなく目に見えない「潜象の物理」が作用していることが分かります。
しかも、自然の美感電圧は人間の意識との相互作用によって高められ、
特に自らが本来美感電圧を有する女性(アワ)は、
その土地の美感電圧の強化に大きく貢献していることが分かってくるのです。
ある日、楢崎先生はぼくたちを高台に連れて行って、
「キミが画家なら、どこにキャンバスを立てて絵を描くかね」
と質問してきました。
風景とは面白いもので、ちょっと位置を変えて眺めてみると、
そこから感じるものも大きく変わってきます。
同じような風景でありながら、感じ方が違ってくるのです。
その理由は、美しい景色が感じられるその地点こそ、
まず間違いなく還元電圧が高い地点であり、それがすなわちイヤシロチです。
すなわち「美しい風景画」を描く画家や風景写真家たちは、
自らが「美感電圧パワー」を受けながら、そこから見える環境の美感電圧を、
一枚の絵の中に「凝縮・蓄積・蓄電?」していることになります。
香取神社ではよくみんなで昼寝をしました。
楢崎先生が「疲れただろう。ここでちょっと昼寝をしますか」と言い、
人目のつかない草原に腰を下ろして仰向けになり、そのまま目を閉じます。
ぼくらもそれにならって仰向けになり、いつの間にか眠ってしまいました。
目を閉じるやすぐに熟睡し、目覚めたときの感覚は、
5時間も6時間も熟睡したような爽快感がありました。
しかし時計を見ると、眠っていた時間はわずか15分程度という短さです。
なぜ5〜6時間も熟睡したような錯覚に陥るのか。
それは、そこが素晴らしいイヤシロチであったからでした。
ぼくが楢崎先生に学んだというのは、こういった時間の共有からの体験で、
決してカタカムナを学問的、体系的に学んだわけではありませんでした。
しかしたとえ短い期間であったとはいえ、そういった体験があったからこそ、
その後カタカムナに対する関心もいよいよ高まり、
「アマウツシ」の意味も、より深く理解できたのだろうと思います。
ちなみに神社にある鳥居(トリヰ)をカタカムナ的に解釈すると、
「湧き出るものを全身に収着させる位置」という意味なのだそうです。
上古代人は直感的にイヤシロチを特定し、その場所に神社を建設しましたが、
そのイヤシロチの中でも特にアマウツシが活発になされる場にトリヰを立て、
そこを通過する人々に、目に見えないエネルギーを与えていたのです。
ト:統合・融合・高次
リ:分離
ヰ:高次元の潜態に還元(サトリ=悟り)
しかし、それは古代の人々が建てた神社のことであって、
直感的にエネルギーを感じ取る能力を失い、トリヰの本来の意味を忘れて以来、
トリヰは神社の景観を整える「単なる飾り」になり果ててしまいました。
実際、近年になって立てられた香取神社の第二鳥居の位置は、
「湧き出るものを全身に収着させる位置」でもなんでもないということでした。
また、神社は本来イヤシロチであったにもかかわらず、
そこに歪んだ意識を抱いたたくさんの人々が絶えず出入りすることにより、
多くの神社の「磁場」がすっかり乱れてしまっているとも言われています。
かつての神社はイヤシロチであったのに、むしろ気が枯れてケカレチになった。
これまた、人間の意識が大地の電位に相互作用している証拠でしょう。
楢崎先生の相似象、カタカムナがぼくに教えてくれたもの、それは、
美しいもの
気持ちの良いもの(こと)
気分のよいもの(こと)
楽しいもの(こと)
清々しいもの(こと)
快感・美感
心と身体が軽くなるもの(こと)
うれしさ・よろこび
感動・感激
ありがたいと思えるもの(こと)
ワクワクするもの(こと)
生き生きするもの(こと)
ドキドキと胸ときめくもの(こと)
……etc.
これらはすべて「アマ(天然)の本性」であって、
そういったものが感じられる場所や出来事に出会い、体験することが、
その人のココロとカラダをアマの象(カタチ)に近づかせることとなり、
その相似象化、すなわちムカヒ(対向)によってアマウツシが起こる。
という、非常にシンプルな天然の物理を教えていただいたことです。
カタカムナを物理的な働きという側面から追求していきますと、
つい「量子論」的な非常にややこしい世界に迷い込んでしまいますが、
それはさておき、「美や快感」が宇宙と生命の実相であり、
だからそれを体感することで、健康&幸せになれるとシンプルに受け止めれば、
そこからさまざまな直観、感性等々が引き出されるに違いありません。
たとえば、ガンになり、病院に入院せよと言われた場合、
落ち込んだ嫌な気分で治療を受け、ガン治療に不快感(副作用)を感じ、
不安と恐れを抱き続けて「闘病」しているとしたら、
そこに決して劇的な治癒力(アマウツシ)が働くことはありません。
それ以前に、病院という場所はさまざまな陰鬱な情念が渦巻くケカレチであり、
「場=空間」そのものが、歪み、よどみ、錯乱していがちです。
その病院を通過した多くの患者さんの意識や感情、そして暗い情念等々が、
病院という場所をそのように変質してしまっているケースが多々あるからです。
緊急処置や非常事態で病院のお世話になることは必要なことですが、
ぼくとしては「アマ(天然)の本性」に対向するほうがいいと考えます。
すなわち、さきほどすでに示したように、
美しいもの
気持ちの良いもの(こと)
気分のよいもの(こと)
楽しいもの(こと)
清々しいもの(こと)
快感・美感
心と身体が軽くなるもの(こと)
うれしさ・よろこび
感動・感激
ありがたいと思えるもの(こと)
ワクワクするもの(こと)
生き生きするもの(こと)
ドキドキと胸ときめくもの(こと)
……etc.
その中に自分を投入してしまえば、間違いなくアマウツシが起こります。
また「ケカレチ」を「イヤシロチ」に変質する方法もちゃ〜んとあります。
楢崎先生は、その面でも偉大な業績を残されたからです。
楢崎先生のことを書き出したら、ついつい夢中になってしまいました。
それも、今日が楢崎先生の命日だからでしょう。
その楢崎先生がお生まれになった山口県萩市につい先日行ってきたのも
きっとそれなりに意味があったことにちがいありません。
楢崎先生は1899年に、山口県の萩(東萩)で生まれました。
萩は先生のお母さんのふるさと。祖父楢崎寛直の郷里です。
楢崎先生の祖父楢崎寛直は、伊藤博文や山県有朋らの先輩に当たり、
14歳にして松下村塾に学び、その後高杉晋作と共に上京したのでしたが、
長野県令に任命されて赴任はしたものの「中央集権的な支配」に嫌気がさし、
辞表をたたきつけてその後北海道に渡って、小樽・札幌で大活躍しました。
その娘から生まれたのが、楢崎皐月だったのです。
7月27日に松下村塾を訪ねて楢崎先生の祖父のことを思い、
そして、そのすぐ近くで誕生した楢崎皐月先生のことを偲んだのでしたが、
今日31日はその楢崎皐月先生のご命日…。
こんなふうに、立て続けに楢崎先生のことを考えさせられるというのも、
たぶん、これからの時代に、長い間封印され続けてきた、
カタカムナの智慧とメッセージが求められているからに違いありません。
今日で7月も終わって、明日から8月です。
そして8月には、再びぼくは九州(北九州市)に出向きます。
8月29〜30日に「九州工業大学」で「カタカムナセミナー」があるからです。
これに関しては改めてご案内させていただきますが、
もしもご関心のある方は、ぜひご参加いただきたいと思います。
8月30日は衆議院総選挙の投票日です。
かつての松下村塾は日本がサヌキ型社会に大転換する明治維新の渦を起こしましたが、
カタカムナはそのサヌキ型(男性原理)が極限にまで達して、
これからアワ型(女性原理)社会が到来することをメッセージしてくれています。
そういった大変化が、果して総選挙で「現象」してくれるでしょうか。
サヌキ型のエネルギー(渦)は中央集権的な絶対的支配(管理)を目指し、
実際、そのごとく日本に「権力・武力・金力」による社会を実現させました。
しかし、歴史的なエネルギーの渦はすでに極限(ヤ=8)にまで達して、
「9(コ)→10(ト)」なる次元上昇を経てアワ型に移行しつつあります。
アワ型とは、地方分権を経て、最終的には「個人」のパワーを尊重します。
いまという時代に生きる、すべての一人一人の素晴らしいパワーを開花させるのです。
「不安」は、そのメタモルフォーゼ(変態)段階での不可避な症状です。
しかしその深いところには、大いなる希望が芽生えています。
日本が大きく変わるかもしれないその歴史的な衆議院総選挙の投票日に、
カタカムナ的な歴史認識のお話ができること、嬉しく思っています。
稲田芳弘


大変に興味深い記事ですが、具体的にどのような計器を使えばイヤシロとケガレチの計測ができますか?電圧計ですか?
あなたのお書きになった文章に触発されて、先日香取神宮に参拝しました。
要石を見に行った時に、その傍にあったお稲荷さんの方から強烈なエネルギーがやってきて私を包み込みました。とてもびっくりしました。