解散総選挙と酒呑童子

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 今日は46年ぶりに皆既日食が見られる日とか。

しかし今の札幌の空はどんよりとした雲に覆われていて、
残念ながら皆既日食は見られないだろうと発表されています。
 
46年ぶりの皆既日食も確かにエキサイティングな出来事に違いありませんが、
歴史はいま、それ以上のエキサイティングな事態に直面しています。
 
というのも、皆既日食とは太陽と月と地球とが一直線上に並び、
太陽が月に完全に隠されてしまうというとても神秘的な天文現象ですが、
いま人類が直面しているこの混乱と苦痛に満ちた歴史現象は、
宇宙法則的・文明史的なさまざまな波動法則が一点に集中し、
人類史が極限を超えようとする未曾有のメタモルフォーゼだからです。

先週17日には札幌で、そのことについてお話しさせていただきました。

すなわち「不安呪縛を解く」…。

そしてあさって24日には、福岡で同じお話をさせていただきます。

http://www.creative.co.jp/top/main3705.html

まだ席は十分?にありますのでご希望の方はぜひいらっしゃってください。

 

それはともかく、今朝の新聞では、

「皆既日食」以上の扱いで「解散総選挙」が報じられていました。

すでにご存じのように昨日ようやく衆議院が解散され、

「政権交代」をかけた革命的な選挙戦が実質的にスタートしたからです。

 

総選挙といえば、4年前のことが思い起こされます。

4年前、小泉首相は衆院を解散して「郵政民営化の賛否」を問いました。

いえ、実際的には「郵政民営化の賛否」を選挙で国民に問うたのではなく、

「自民党が議会に提出した郵政民営化法案」を問うたのでしたが、

非常に巧妙な「詭弁」によってイエスかノーかと突きつけました。

 

衆議院を解散したのは、法案が参議院で否決され廃案にされたからです。

この場合、憲法学的には「衆議院の解散」は絶対に不可能です。

「郵政民営化法案」が「参議院で否決」されたからといって、

「法案を可決した衆議院」が解散できるわけがありません。

衆議院に対する解散権は、次の条件を満たすときに限られているからです。

 

 1. 衆議院で不信任の決議案が可決されたとき

 2. 信任の決議案を否決したとき

 

4年前は明らかな「違憲」による「衆議院解散」であったにもかかわらず、

マスメディアや識者たちはそのことを全く問題にしませんでした。

そしてただ「小泉劇場」を盛り上げる役に徹するばかりした。

 

そのような危険な「社会的空気」を感じ取ったぼくは、

「ガン呪縛を解く」を連載しながらもその危険性を指摘し続けました。

ちなみに2005年8月の書き込みは以下の通りです。

http://www.creative.co.jp/top/list.cgi?y=2005&m=8

 

とにかく4年前のあの無茶苦茶な「小泉劇場型選挙」において、

日本の司法(三権分立)は完全に死に去ったのです。

(もっとも最初から日本の三権分立はほとんど幻想でしたが〈笑〉)

http://www.creative.co.jp/top/main2741.html

 

それから4年が過ぎ去って、再び総選挙の季節です。

小泉の「違憲の郵政解散」はいったい何を引き起こしたでしょうか。

あえて言うまでもないでしょう。

いま世の中には、その悲劇的な果実(結果)がたたわに実っています。

 

その意味で今回の総選挙は、この4年間の総括でなければなりません。

しかし4年前に「違憲解散」を持ち上げたマスメディアは、

そのことにほとんど触れず、ただ「政権交代」を云々するばかりです。

ただ単に「別種の空気」を醸成しているだけです。

 

いま大事なことは、マスメディアによる「空気呪縛」から解放され、

自らの自発的な意志と意識によって社会現象を観察することです。

 

今朝の朝日新聞に「若い世代が見た争点」が掲載されていました。

その中から、雨宮処凛さんの発言を以下にご紹介します。

 

 (政治に対して)純粋に怒りを感じています。

 貧困から抜け出せないのは政治の問題だということを、

 この3、4年で強く感じた人がすごく多い。

 「前回の小泉選挙のとき小泉改革を支持したのは貧困層の若者だろう」

 みたいなバッシングがありましたが、彼らにとっては、

 「自分で自分の首を絞めた」と実感した4年間だったと思います。

 

 4年前は「ワーキングプア」という言葉は一部の人しか知らなかったし、

 ネットカフェ難民も「発見」されていませんでした。

 製造業の派遣からホームレスになりやすいことも知られてなかった。

 今はみんな知っています。

 医療の問題や障害者自立支援法にしてもそうですが、

 この4年間に想像もしないくらいに殺伐とした社会になった。

 それをどう考えるかが、今回の選挙の一番大きなテーマだと思います。

 

 せめて最低限、ホームレスにならないとか、餓死しないとか、

 それぐらいの要求しかしていないんですけれど…。

 私は早く「反貧困運動」が必要ない社会になってほしい。

 

いかがでしょうか。

これがあの違法な「小泉解散」がもたらした「悲劇の果実」の実質です。

強引で無茶苦茶なあの「小泉解散」の裏側には、

世界を支配する勢力の「陰謀的な意図」もしっかりとありました。

そしてその「意図」どおりにその後の歴史が動いてきています。

 

その「意図=糸」に操られて長年政治をやってきた自民党は、

確かにもはや「御用済み」ということなのでしょう。

人類史のメタモルフォーゼの季節には、混乱と悲劇が湧き起こって当然です。

その意味では、この時期に政権を担当することになるかもしれない民社党は、

ともすれば「貧乏クジ」を引くことにもなりかねません。

そのことが何となく気がかりです。

 

雨宮処凛さんは、次のようにも言っています。

 

 40代のフリーターも増えていて、

 将来設計どころか、先のことが全く考えられない。

 

 「自殺か、餓死か、ホームレスか、刑務所か」

  という四択だという自嘲の声さえ聞きます。

 

 だから、政治的に無関心でいられなくなった。

 でも、私の周りを見るだけでも、

 ゲストハウス住まいの人とか、寮生活のフリーターとか、

 選挙に行きたくても選挙のハガキが来ない、

 実質的に選挙権のない人がとても多いのです。

 定住場所がないと住民票が移せませんから。

 

 以前住んでいたところに投票のために帰るお金もないし、

 仕事を休んだら暮らせなくなる。

 年収がある程度以下だったりすると、

 選挙権が事実上「剥奪」されている。

 普通選挙の前の時代に逆戻りしている感じがしますね。

 

いま、世の中を重々しく覆っている空気は、

「無力感・非力感・無情&無常感・虚無感etc.」です。

個人の力では何もできない。どうしようもない…。

 

本当でしょうか。

いえいえ、決してそうではありません。

実は、「個人」の中にこそとてつもなく素晴らしいパワーが脈打っています。

「不安と恐れ」に支配されたカオスの時代には、個々の小さな動きが、

全く新しいパターンを生み出して時代に大きく作用したりもするのです。

 

ぼく自身、ガンになることによって「そのこと」を知らされました。

ガンを治癒するパワーは、自らの内側に生き生きと脈打っています。

ただそれに気づかないだけのこと。

そのパワーに気づかずに、不安と恐れに支配されているだけのこと。

もしもガンによる不安と恐れにより呪縛から解放されるなら、

内なる治癒パワーが一気に蘇ってくるものなのです。

 

人類史的メタモルフォーゼが大きくシフトしようとしている時代は、

「組織」ではなくて「個人」が「直観」によって目覚める時代です。

どんな人ではあっても「自分の中」に素晴らしいパワーが宿っているのです。

 

そのことを象徴するような電話が、昨日の夕方ぼくに入りました。

島根県のある町の町議員選挙で「当選した!」という電話でした。

その方(石原さん)はぼくの書いた「酒呑童子物語」に共感してくださり、

あたかも「現代の酒呑童子」のごとく選挙に臨んだということでした。

 

市町村合併の結果、それまで14名だった議員が12名に減らされたため、

今回の選挙はまさに激戦が展開され、その果ての「当選」だったようですが、

石原さんがやったその「選挙戦」の内容を知り、ただただびっくりしました。

 

 たった一人の選挙戦。

 

つまりスタッフゼロ、一人でただ考えを語り続けただけということです。

 

 使った選挙費用は、13,000〜15,000円くらい。

 

法的に認められている選挙費用は百数十万円までということですが、

石原さんは、ほとんど地盤のない非常に不利な選挙というのに、

ポスターもビラも全く作らず、もちろん手伝いのバイトを一人も雇うことなく、

なんとわずか1万円代の選挙費で当選してしまったのでした。

なぜ、こんなことが起こってしまったのでしょうか?

 

ということで、いまあちこちから注目を浴びているらしく、

今回の選挙で彼が作り出したこの全く独自の勝利パターンは、

これからの貴重な選挙モデルになるだろうと思われます。

 

ということで、ぜひもっと詳しいことが知りたいと思い、

電話の中で石原さんにそのことをお願いしておきました。

だから、たぶん近々メールで詳細の内容が届くと思いますので、

その際には、改めてここでご紹介してみたいと思っています。

 

そうなのです。

「思ったこと・願ったこと」がすぐに実現する環境が生まれています。

ただし、そのためには「それなりの条件」が必要でしょう。

その条件とは、お金でもなく、学歴&職歴(キャリア)でもなく、

簡潔に結論だけを言うならば、ピュアな知覚力と感覚に裏付けられた

コヒーレントな「意識と動機と意図」のパワーといえるでしょう。

 

早い話が「酒呑童子」です〈笑〉。

「酒呑童子=守天童子」…。

そして「天」=「天然(潜象+自然&宇宙」の物理法則。

だからこそ「天然の法則」を「守る=回帰する」ことにより、

想像もできなかった驚くべきことが起こります。

 

それも、いまや、

人類史を長く支配してきた「夜型波動=弥生型」が黎明点を迎え、

天然(潜象&現象)には「昼型波動=縄文型」が蘇っているからです。

それだけに、今回の総選挙では、

過去の記憶に呪縛された「景気回復」や「経済成長」などではなく、

人間誰もが持つ素晴らしいパワーを蘇らせてくれるメッセージを、

ぜひとも思い起こさせてくれる選挙になってほしいと思います。

 

石原さんの町議員選挙は、すでにその事例を歴史に刻印しました。

こういった動きが、全国各地の市町村、都道府県、

そして国政のステージに続々と誕生していったとしたなら、

政治や経済に対する感覚や認識が全く一新されるのではないでしょうか。

 

そんなわけで、明日のラジオ放送では石原さんに電話して、

今回の「快挙」のお話をしてほしいとお願いしたのでしたが、

その時間帯はコンビニのバイト中ということで無理なようでした。

 

そうです。

コンビニでバイトをしている人であっても議員になれる時代です〈笑〉。

だから、雨宮処凛さんが言うように、

「自殺か、餓死か、ホームレスか、刑務所か」の四択しかない

とお考えのフリーターや派遣、あるいは生活困窮で苦しんでおられる方々、

どうか視野と意識を大きく開いていただきたいと思います。

 

場合によっては、石原さんの「酒呑童子村」に逃げ込む?のも手でしょう。

生きていくだけなら、田舎に移り住めばなんとでもなります。

いえ田舎でこそ、人間としての尊厳や自分の役割が発見できるでしょう。

 

あっ、まもなく「皆既日食」が始まる時間です。

札幌の空は、残念ながら相変わらず曇ったままですが、

雲を通しても「光のイベント」は感じられるでしょうから、

これからしばらくは「天文劇場」に意識を向けたいと思います。

 

稲田芳弘

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このページは、jiai.netがJuly 22, 2009 9:43 AMに書いたブログ記事です。

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