2005年5月23日は、ぼくが「ガン告知」されたその日です。
それから早くも4年が経ち、今日は「ガン宣告満4周年記念日」。
やはり感慨深いものが胸に迫ります。
4年前の今日、医師はぼくに向かって言いました。
このあと検査してみないとはっきりは分からないけれど、
この状態からするに、ほぼ末期(4期)に近いガンです。
あるいはすでに肺、肝臓、脳、骨に転移しているかもしれません。
だから一刻も早く検査をして、ガン治療に専念するように。
もしも早く治療をしなかったら、
「ガン細胞がどんどん分裂増殖して、やがて全身に転移する」とか。
だから「すぐに治療をしないと、命が危ない」と諭してくれたのでした。
それを聞き、ぼくは「しめた!」と思いました〈笑〉。
そして、ガン治療も検査も全くせず、以来まる4年が経ちました。
医師の予言?(予測)では、ガン細胞がどんどん分裂増殖して、
やがて全身に転移するはずということでしたが、
ぼくは、医師の予測(期待?)を完全に裏切ってしまいました。
3年が過ぎたころからガン腫部分にカサブタができ、
それが何度か剥がれ落ち、ついにはガン細胞が死滅して崩れ、
ウミとなって流れ出したのです。(まもなく完治でしょう』
これは、千島先生が言っていたとおりです。
「ガンは、慢性炎症である」と。
「ガンの真因は、気血動の乱れにあるから、
完治するには、気血動の調和を図りさえすればいい」と...。
「ガン宣告」からの4年間のことを、今回ぼくは録音しました。
これは「宣告から4年...じあいネットのこと」でも書きましたように、
http://www.creative.co.jp/top/main3674.html
『ガン呪縛を解く』の出版が契機となって誕生した「じあいネット」の会員たち、
すなわち「じあいネット」を支えてくださる方々に贈るための録音です。
これまではもっぱら「千島学説」を語ってきたぼくでしたが、
これからは「ぼく自身のガン」のことも語ることによって、
多くのガン患者さんに希望と勇気をメッセージしたかったからでした。
そう決意して、実はその後すぐに録音を始めたのでしたが、
途中で電話がかかってきたりして、なかなかスムーズには進みませんでした。
そんななか、突然耳に届いたのが、米倉トシコさんの訃報でした。
そして、米倉トシコさんのお通夜に出向いたその帰り、
妻と郊外レストランに立ち寄ってしみじみと珈琲を飲みながら、
翌日の告別式に出席する代わりに未完のCDを完成させようと心に決め、
なんとか告別式の日(21日)には録音を完了させることができました。
そのデータはその日のうちにスタッフに手渡しましたので、
その中にさらに「千島先生の肉声」をちょっと加えさせていただいて編集し、
たぶん来週中には「CD2枚セット」を贈ることができるのではないかと思います。
ですからお申し込みくださった方は、もう少しお待ちいただきたいと思います。
CD2枚分ということは、時間にして約2時間半。
録音が遅れてしまった理由は、ついつい横道や余談にそれてしまって、
「これじゃあ中途半端なものになってしまう」と思って度々中断したからです。
録音完了とは言っても、決して満足のいくものとはなっていません。
でも、それなりに意味のあるものになったのではないかと考えています。
それはともかくとして、今日はぼくにとって大事な記念日です。
その日から、「千島学説」のことを強く意識したからです。
何かを意識するというのは実に不思議なもので、
その瞬間からたぶん意識波動のチューニング作用が始まるのでしょう。
実際、求めていた資料や情報などが勝手?に飛び込んできたり、
思いがけないような出会い、出来事が次々と起こってきました。
そして、起こることすべてに対して、深い意味が感じられました。
いいことも、嫌なことも、そのすべてに意味が感じられてくるのです。
そんな余談的?な話も、実は今回の録音で話してしまいました。
なぜぼくがガンになったのか?
その背後に潜んでいた、数々の「悲劇的物語?」に関してです。
ただ、そのことはとてもわずかな時間では語り尽くせませんでしたので、
いつの日か、別のテーマの本として著わしてみたいとも思っています。
不安や不幸が渦巻きつつあるいま、たぶんお役に立てるだろうと思うからです。
そうです。ぼくはガンになるべくしてガンになったのでした。
ガン宣告を受けたとき、「そうだろうなぁ」とすぐに心あたるものがありました。
それまでの数年間、ぼくはいわゆる数々の「悲劇的なこと」を体験していたからです。
しかし、あとではっきりと分かったことでしたが、
一見「悲劇的」に見えたものは、実はすべてがとんでもなく素晴らしい恵みでした。
ガン宣告もまた、その一つです。
普通なら「ガン告知」を受けたなら、たぶん暗い気持ちになってしまうのでしょうが、
「悲劇的な現象」の裏に実は「希望の芽」が芽生えていたことを知っていたぼくは、
ガン告知に対して、心から「しめた!良かった!」と思うことができたのです。
実際、ガンになったからこそ『ガン呪縛を解く』の本も生まれ、
そしてその後、たくさんの出会いや動き等々に恵まれています。
これもすべて、ガンになったことの恵みです。
そう考えてよくよく考えてみると、一見「悲劇」に思えるガンの裏側に、
メビウス的な希望やツキが芽生えていることが誰にも発見できるのではないでしょうか。
そしてそれが発見できたとき、そこから大きく治癒パワーが働き出すと思います。
その意味で、ガン治癒も、人生の幸せも、その根はひとつです。
少なくても、ぼくにはそんなふうに思えてなりません。
今日迎えた「記念日」に感慨深いものを覚えると書いたのは、そうした理由からです。
そうです。ぼくはガンになったお陰で、本当にいろんなことに気づきました。
もしもあのまま仕事に没頭していたとしたら、お粗末な自分のままだったと思います。
もっとも、いまもまだ「お粗末」であることは変わらず〈笑〉、
まだまだ学ぶこと、気づくべきことがいっぱいあるとは思いますが、
しかし4年前よりは多少はましになれたような気もします。
それは「千島学説」の理解度や咀嚼度においてもしかりで、
いまだったら、もっとましな本が書けるような気がします。
ということで、もう少ししたら「続編」も書いてみたいと思っています。
稲田芳弘
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